コロナ禍、エベレストに異変 最高峰に中国が5G基地局

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吉永岳央
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 世界最高峰のエベレスト(中国名・チョモランマ=8848メートル)で、中国の動きが注目を集めている。この春は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、南のネパール、北の中国がいずれも登山許可を原則停止に。1シーズンで1千人近くが登頂する高峰も、今季は珍しく静かな季節となるかに見えた。何があったのか。

 今年は、チベット側からの登頂に中国隊が世界で初めて成功してから、ちょうど60年の節目。世界を驚かせたのは、4月末だった。通信機器大手の華為技術ファーウェイ)と中国移動が、高速通信規格「5G」の基地局を世界最高所となる6500メートル地点に設置したと発表したのだ。

 発表などによると、ヤクなど…

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