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 新型コロナウイルスの感染防止のため、多くの介護施設では、看取(みと)りなど例外的な場合を除いて、高齢者と家族が面会できない状態が続いた。全国で緊急事態宣言が解除されたことを受け、時間や人数を絞るなど条件付きで面会を再開する動きが出てきている。だが、今も各地で感染者が判明し、第2波の懸念もある中、難しい判断を迫られているのが現状だ。

新型コロナの感染対策 何重にも

拡大する写真・図版面会制限が緩和され、入居する90代の母親と対面する女性(右)。面会室のテーブル上には感染防止のためのビニールカーテンが設置されていた=8日、東京都練馬区の上石神井特別養護老人ホーム(窓の外から距離をとって撮影。画像の一部を加工しています)

 東京都練馬区の上石神井(かみしゃくじい)特別養護老人ホームでは、2月下旬以降続いていた面会制限を6月から緩和した。これまでは施設玄関のガラス扉越しに内線電話などを使って対話していたが、入居者と家族らが直接会えることになった。

 「お母さん、私は誰でしょう?」。再開初日の1日、面会に訪れた60代の女性は、入居する90代の母親に、そう話しかけた。長く会えないうちに、もの忘れが進んでしまったのではないかと心配だったからだ。「○○子さん」「娘ですよ」。自分を忘れていなかった母の言葉に、女性は「会えてうれしい」と涙ぐんだ。

 運営する練馬区社会福祉事業団によると、同ホームを含む系列の五つの特養で、徹底した感染対策を前提に面会制限を緩和した。

 上石神井特別養護老人ホームで…

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