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 「コロナに負けずに強く生きて欲しい」と願いを込めた飾り山笠が7月1日、福岡市博多区の櫛田神社にお目見えする。

 800年近い歴史を持つ博多の夏の伝統行事「博多祇園山笠」。毎年7月1日~15日に開催されるが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開催を見送った。市内各所に飾られる高さ十数メートルの壮麗な飾り山笠や、博多の街を疾走する舁(か)き山笠の制作も見送られた。だが、祭りの中心となる同神社境内にある飾り山笠だけは、と関係者で協議し制作することになった。

 飾り山笠の人形づくりは、博多人形師の中村信喬(しんきょう)さん(63)と長男の弘峰(ひろみね)さん(34)が進める。加藤清正や桃太郎など、子どもや年配者にも分かりやすい登場人物にした。信喬さんは「人形を見て、強い気持ちを持ってもらえたら」と話す。

 櫛田神社の飾り山笠は通常、6月下旬に2日かけ組み上げるが、今年はコロナウイルスの感染予防対策で、職人が「密」にならないよう、4日かけて行う。(長沢幹城)