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 新型コロナウイルス感染症への対応をめぐり、詳細な情報開示に後ろ向きな政府の姿勢が批判を浴びている。政府の「専門家会議」などでは、一言一句を記録した「議事録」ではなく、要旨のみの「議事概要」しか作成、公表されていないためだ。9日の衆院予算委員会でも野党は政府の対応を追及した。

 野党統一会派の後藤祐一氏は議事概要しか作成しないことの問題点を取り上げた。発言者を特定しない議事概要を作成することについて、政府は専門家会議のメンバーから了解を得たと説明してきた。だが、後藤氏の質問で、メンバーから了承を得た際のやりとり自体が、議事概要には記載されていなかったことが明らかになった。

 西村康稔経済再生相が「大事な点を書いていなかったということで、大きなミスだった」と記載漏れを認めると、後藤氏は「逐語的な議事録を出すべきだ。議事概要から大事なことは抜けていたことが明らかになったわけだから」と要求した。

 公文書管理のガイドラインは、専門家会議などの「懇談会」について、開催日時や開催場所、出席者、議題、発言者及び発言内容を記載した「議事の記録」を作成するよう求めている。事後的な検証を可能にするためだ。

 だが、政府はこの「議事の記録」について、「発言者と発言内容が1対1対応でないこともあり得る」「会議によって発言者が特定されない形もあり得る」(ともに菅義偉官房長官)と説明。発言の詳細や発言者を記録した「議事録」だけでなく、発言者を伏せたり、発言を要約できたりする「議事概要」も該当すると主張してきた。専門家会議の記録も議事概要だけで問題がないとの認識を示している。

■発言要約 「情報伏せる抜け道…

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