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 アフリカ西部ナイジェリアの保健省は8日、同国北部のカノ州で979人が相次いで亡くなり、そのうち500人程度が新型コロナウイルスで死亡した恐れがあると発表した。感染が知らぬ間に急激に拡大していた可能性が高い。

 ロイター通信などによると、多数の死者が埋葬されているとの情報を受けて、保健省は4月下旬に専門家チームをカノ州に派遣。州内で979人が死亡し、1日に平均して43人が亡くなっていたことが判明した。死者の多くは65歳以上だったという。エハニレ保健相は「亡くなった人の50~60%は、新型コロナが原因だった恐れがある」と語った。

 ナイジェリア疾病予防センターによると、アフリカ最多の2億人近い人口を抱えるナイジェリアは、8日時点で1万2801人の感染が判明し、361人の死者を確認。カノ州では1004人の感染が判明し、死者は49人にとどまっていた。

 州都カノは北部の主要都市で、住民が密集して暮らす地区もある。ひとたび感染が確認されれば、感染者が急激に増える恐れがあると指摘されていた。(ヨハネスブルク=石原孝)