東京五輪、自転車BMXの代表決まる 中村ら4選手
日本自転車競技連盟は9日、来夏に延期になった東京オリンピック(五輪)のBMXレーシングとBMXフリースタイルの代表4選手を発表した。新型コロナウイルスの感染防止の観点から、オンラインも活用しての公表となった。
BMXはオートバイのモトクロスが原点とされる自転車競技。小ぶりの自転車は、映画「E.T.」(1982年)で少年たちが乗っていたことでも知られる。東京大会で初めて採用されるフリースタイル・パークは、ジャンプしたり回転したりしながら1分間、自由に技を繰り広げる。
速さを競うレーシングの代表には、男子の長迫吉拓(26)=日本写真判定=と女子の畠山紗英(21)=日体大=の両選手を選出。長迫選手は、ブラジル・リオデジャネイロ大会に続く五輪となる。畠山選手は2019年のワールドカップで決勝進出を果たしている。
フリースタイル代表は、男子の中村輪夢(りむ)(18)=ウイングアーク1st=と女子の大池水杜(みなと)(23)=ビザビ=の両選手に決まった。
中村選手は昨年、ワールドカップで初優勝。今年1月に出身地・京都に専用パークができ、緊急事態宣言のなかでも「黙々と」練習に励んできたという。「出るからには1番を目指して頑張る」といい「自分の思い通りの走りを1分間するのが目標。この1年間で、(開催時期が)延びてよかったと思えるくらい成長したい」と語った。(荻原千明)
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