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 最前線で闘うあなた達(たち)はヒーローです――。こんなメッセージを荷台に印刷したトラックが、各地を走っている。新型コロナウイルスの対応にあたる医療従事者への感謝の気持ちを届けつつ、感染拡大防止に一役買えたらと、京都の運輸会社が取り組んでいる。

 このメッセージが書かれているのは、京都府八幡市の運輸会社「吉秀(よしひで)トラフィック」に勤める菊地憲生さん(46)の10トントラック。もとは無地だったアルミの荷台に記されている。「車への視線を日々感じる。『写真撮っていいですか』と言われることも」と話す。

 メッセージは、同社社長の吉川秀憲さん(45)が4月下旬、「すぐできることをしたい」と発案した。運転手確保やPRのため、ふだんから荷台のデザインを重視し、車体プリントができる関連会社を持っている強みもあった。

 文言は吉川さんが、デザインは社内で考え、10トン車と4トン車に印刷した。「走る大型看板で医療従事者を応援し、見た人にも自分ができることを考えてもらえたら」と吉川さん。

 同様の動きが広がっている。京都市伏見区の同業者は、吉川さんに10トン車3台の印刷を発注。プロバスケットボール、B1の大阪エヴェッサを支援する大阪市住之江区の運輸会社Futajima Logiは、別の会社に依頼して、球団キャラクターのまいどくんが換気や手洗いを呼びかけるデザインを4トン車に描いた。茨城県坂東市の運輸会社も「コロナに負けない!! がんばれ、日本」と印刷した車を走らせている。(小西良昭)