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 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が全国で解除され、徐々に人が街に戻ってきた。一方、コロナ禍の長引く自粛の影響で、平穏な日常をなかなか取り戻せない人たちがいる。

 「毎度ありがとうございます。すしの宅配に伺いました」。9日午前、神戸市中央区の湾岸沿いマンション。手作りのサバと穴子の棒ずしを宅配し終えた男性はヘルメットをかぶり、原付きバイクにまたがった。

 男性は三宮駅近くの居酒屋「い草」の店主、北川貴志さん(42)=同市。日本料理店で修業し、2006年に独立。市内で手打ちうどん店やテイクアウトのすし店などを経て、17年4月に「い草」を開いた。

 約20席のこぢんまりした店。旬の魚介やだしのきいたおでんなどを出し、最後に自慢の手打ちうどんを味わえるのが売り。雑誌に取り上げられたこともあって客足も増えた。年内に2軒目を出そうと考えるほど順調だった。そんな矢先、コロナ禍に巻き込まれた。

 3月に入ると市内でも感染者がぽつぽつと出始めた。店は満席状態が続いたが、お客やアルバイトの健康を考え、3月末での休業を決めた。60件以上の予約が入っていたが、電話で1件ずつ断りを入れた。

 4月7日。兵庫県にも、東京都…

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