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 選抜大会に5年ぶり29回目の出場を決めていた県岐阜商。交流試合の開催の決定を受け、鍛治舎(かじしゃ)巧監督は部員27人とオンラインでミーティングを開いた。

 鍛治舎監督は「甲子園で1試合、試合ができることが正式に決まった。よかったな」と報告。佐々木泰主将は「このような機会をつくっていただいた方々への感謝の気持ちを忘れず、3年間やってきたことを甲子園の1試合で発揮できるよう、これからがんばっていきたい」と決意を述べた。

 鍛治舎監督は「甲子園の代替案は甲子園しかないと言ってきたが、関係者のご理解があって、甲子園でゲームができる。灰になって燃え尽きる気持ちで、最後の1球まで全力を尽くす気持ちで試合をしてほしい」と語りかけた。

 昨秋の明治神宮大会を制し、選抜の優勝候補だった中京大中京(愛知)は、高橋源一郎監督が「目標としていた甲子園の舞台に立たせていただけるということで、感謝の気持ちをもってプレーさせていただきます」とコメントを出した。

 今年のチームには高橋宏斗投手(3年)など注目選手も多いが、選抜大会だけでなく夏の選手権大会も中止に。「選手たちは、甲子園がなくなったことでショックを受けているのは誰の目にも明らかでした。本当に気丈に振る舞っていたと思います」と振り返る。

 甲子園での1試合については「それぞれのチームが様々な苦労や試行錯誤を経て、今までにないチーム力を養ってきたと思います。最高の姿を見せたいと思います」とコメントした。

 21世紀枠での出場が決まっていた磐城(福島)では、グラウンドで打撃練習をしていた部員約30人に交流試合開催が伝えられた。

 渡辺純監督が「甲子園で試合ができる。最高だな。みんなつらい思いをしたけれど、無念が晴れた。ベストを尽くしていこう」と語りかけると、部員たちはうなずいたり、目に涙をためたりして喜びをかみしめた。

 岩間涼星主将(3年)は部員たちに「悔しい思いも悲しい思いもしたけど、(3年生は)甲子園で高校野球を終えられる。一日一日を大事にみんなで頑張っていこう」と呼びかけた。

 夏の甲子園を5度制した大阪桐蔭の西谷浩一監督は電話取材に応じ、「まさか甲子園で試合させていただけるとは考えていなかったので、正直びっくりしている」と語った。

 今週からグラウンドでの全体練習を再開、15日から通常通りの部活動に戻る予定という。「子どもたちは甲子園に行くことを夢見てここまでやってきた。1試合ですが、しっかり練習したい」

 明徳義塾(高知)は、記者会見を開いた。鈴木大照主将(3年)は「甲子園を目標にやってきたので、1試合でもできることに感謝したい」と喜んだ。

 馬淵史郎監督は「甲子園は目標ではあるが、目的は違うところにある」と、夏までは3年生も練習を続けさせる意向を示していた。

 馬淵監督は「耐えて頑張った選手に甲子園が迎えにきた。そういう気持ちで臨みたい。一度は諦めた甲子園を経験させてもらえることは、非常にうれしく思っている」と語った。