[PR]

 将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)が10日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された第68期王座戦(日本経済新聞社主催)の二次予選決勝で、大橋貴洸(たかひろ)六段(27)に110手で敗れ、挑戦者決定トーナメント進出を逃した。藤井七段が3月12日の対局から継続していた公式戦の連勝記録は10で止まった。

 対局は午前10時に始まり、午後9時21分に終局。勝った大橋六段は「序盤から激しく、気をつかう展開だった。(藤井七段は)すばらしい活躍をしていて、対戦を楽しみにしていた」と話した。藤井七段は第91期ヒューリック杯棋聖戦(産経新聞社主催)五番勝負で渡辺明棋聖(36)=棋王、王将と合わせて三冠=に挑戦し、先勝。タイトル挑戦の史上最年少記録を更新したばかりだが、本局は敗れた藤井七段は「途中で誤算があり、駄目にしてしまった。残念な結果でしたけど、内容を反省して次につなげたい」と話した。

 本局の結果、大橋六段は公式戦で藤井七段に通算3勝2敗と勝ち越した。

 王座戦は、将棋界に八つあるタイトル戦の一つ。一次予選と二次予選のトーナメントがあり、二次予選を勝ち抜いた10人とシード棋士6人を合わせた計16人が王座への挑戦権を争う。現在のタイトル保持者は永瀬拓矢王座(27)=叡王と合わせて二冠=だ。(佐藤圭司、尾崎希海)