[PR]

 一度は閉じた私設の美術館を今月、約2年ぶりに再開させた。夭折(ようせつ)画家らの作品を集めた信濃デッサン館(長野県上田市)。閉館した時、主だったコレクションは県に寄贈するなどしたが寂しさがつきまとった。「好きなのは絵とぼんやり会話している時間。これが僕の本質」と館主の窪島誠一郎さん(78)。名称を「残照館」と変えた。

 「もっと楽ちんに好きな絵描きに囲まれて死んでいける場がほしかった。日没までここにいようと決めた」。再オープンへの思いをそう語る窪島さんは、残照館近くの戦没画学生慰霊美術館「無言館」の館主でもあり、作家。父は直木賞作家の水上勉だ。

 大正、昭和期に病気や貧しさの中で若くして逝った画家たちのデッサンや水彩画を中心に展示した信濃デッサン館は1979年に開館。東京出身の窪島さんが特に惹(ひ)かれたという村山槐太(肺結核で22歳で死去)が上田周辺を放浪していたことから当地につくり、夭折美術館、早世美術館などとも呼ばれた。

 この分館として97年に設けら…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら

関連ニュース