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 女子テニスで4大大会2度優勝の大坂(おおさか)なおみ選手(日清食品)が米ミネソタ州で起きた白人警官による黒人男性暴行死事件を受け、人種差別などに対する抗議を支持することに「私は声を上げる。ムーブメント(抗議活動)の価値を信じているし、私の立場を使って変化を促したい」と理由を語った。ロイター通信が10日に伝えた。電子メールで取材に応じたという。

 ジョージ・フロイドさんが亡くなったことによる抗議デモは「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大事だ)」の標語を掲げて全米に広がる。会員制交流サイト(SNS)を通じ、賛意を示してきた大坂選手は「フロイドさんに対する殺害行為や米国の状況が自分に大きな影響を与えた。沈黙は決して答えではない」と述べた。

 ミネアポリスを歩き、ロサンゼルスでも抗議に参加したという。スポーツに専念するように言われることもあるというが「変化を求めて呼び掛け続ける。次の世代のためにより良い未来を求める」と宣言した。

 22歳の大坂選手はハイチ出身の父、レオナルド・フランソワさんと日本人の母、環(たまき)さんの間に生まれ、3歳から米国で暮らしている。(共同)