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 中国が台湾に対する軍事的な圧力を強めている。2期目に入った台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統が、中台の平和統一に向けて中国側が提案する「一国二制度」を拒絶し、米国との連携を強めていることへのいらだちが背景にありそうだ。

上陸部隊の演習報じる

 中国軍のニュースサイトは陸軍第73集団軍の水陸両用戦車が、海上から実弾演習や上陸訓練を実施する様子を3日に伝えた。第73集団軍は台湾対岸の福建省アモイに駐留し、台湾への上陸作戦時には主力部隊になると見られている。共産党機関紙・人民日報系の環球時報は「軍は台湾統一の備えを進めており、過小評価すべきではない」とした。

 5月29日には、北京の人民大会堂で台湾独立を禁じる「反国家分裂法」の成立15周年座談会が開かれた。栗戦書(リーチャンシュー)・全国人民代表大会常務委員長は、武力行使の可能性を規定する同8条に触れ「我々は平和統一を願うが、独立勢力が危うい道へ進むなら、あらゆる手段を講じる」と述べた。

 さらに国営中央テレビは同日から、1958年に共産党と国民党が金門島で繰り広げた激戦のドキュメンタリーを放送。党関係者は「統一に向けた確固たる意思を示すものだ」と語る。

 ただ、軍事筋や専門家の間で武…

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