吹き込む雨、効かぬ冷房 コロナ禍の梅雨、悩ましい換気
一條優太 川嶋かえ 増山祐史 山岸玲
列島各地が梅雨の季節を迎えた。悩ましいのが、新型コロナウイルスの感染防止策。換気しようにも、雨の中では窓や扉を開け放てない。逆に開ければ、蒸し暑さの中で冷房をどうするか。電車や飲食店、さらには災害時の避難所では――。それぞれが対応を模索している。
コロナ禍を受け、首都圏の鉄道各社は車両の窓を開けて換気に努めてきた。
京急電鉄は5月19日以降、車両の出発時の窓開けをやめた。京急では全車両に外気を取り入れる空調装置が付いており、5~6分で外気と車内の空気を入れ替えることが可能だという。担当者は「より安心していただけるよう窓開けを実施していたが、やはり梅雨時には雨が入るし、窓を開けると空調の利きが悪くなり熱中症の危険もある」と話す。
一方、JR東日本や東京メトロのほか、東急や小田急、西武などの私鉄は今後も継続する方針だ。
窓開けると冷房は?
JR東は「窓を5~10セン…
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