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 角川文化振興財団は、来春刊行予定の『令和万葉集』に収める短歌を公募中だ。「万葉集」から100首、近現代の秀歌から800首選び、公募の100首を加えて1千首を収録する。国文学者の中西進さんと歌人で細胞生物学者の永田和宏さんが監修し、小島ゆかりさん、内藤明さんら12人の歌人が近現代の秀歌と公募作品の選歌を担う。

拡大する写真・図版中西進さん=2019年7月29日、滝沢美保子撮影

 奈良時代に編纂(へんさん)された、現存する日本最古の歌集「万葉集」には、4500首余の歌が収められている。「喜びや悲しみといった人間の自然な感情を重んじたから、貴族だけでなく、名もなき民衆の歌も大事にした」と中西さんは言う。平安時代の「古今和歌集」以降は、歌学に堪能であることが求められ、明治時代にはリアリズムに価値を置くという縛りが生まれた。

 「現代は、そうした縛りから解き放たれた時代。だからこそ、縛りのない1300年前の万葉集と響き合う一冊が生まれるのではないか。今日の詩心が浮かび上がるような歌を楽しみにしています」

拡大する写真・図版約300年前に出版された万葉集の和古書。左から2行目に「令」「和」の文字がある=2019年4月30日、仙台市泉区の宮城県図書館で

 作品は未発表の自作に限る。二重投稿は不可。はがき1枚に2首まで。何枚でも応募可。郵便番号、住所、筆名、本名(ふりがな)、電話番号を明記。〒102・0071 東京都千代田区富士見1の12の15 角川文化振興財団『短歌』編集部「令和万葉集作品公募」係。7月10日消印有効。問い合わせは、はがきかメール(reiman.kadokawa@gmail.com)で。応募作品は返却しない。(佐々波幸子)