吉江宣幸
昨秋の台風で約100匹のニホンザルが野放しになった千葉県富津市の高宕山(たかごやま)自然動物園でまた大量のサルが逃げ出した。園を所有する同市によると、春までに捕獲した約70匹が入るおりの金網が何者かに切断されたという。市は器物損壊容疑で警察に被害届を出した。
園では約2400平方メートルの柵内で約100匹を飼育していたが、昨年9月の台風15号で大部分の柵が倒壊し、サルが野放し状態に。市は同12月、約420平方メートルの仮設おりを造り、今年4月までに約70匹を捕獲して飼育していた。
同園は昨年9月以降休園になり、倒壊した柵の撤去作業などが続く。10日朝、作業員がサルが外に出ているのに気づき、おりの損壊を見つけたという。
市によると、高さ約1メートル…
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朝日新聞社会部