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 NHKの番組「これでわかった!世界のいま」が放送したアニメ動画について「差別的」などと批判が挙がった問題で、NHKの前田晃伸会長は11日の定例会見で、「不快な思いをされた方におわびをしたい。番組内容を改めて確認し、人権を尊重することを徹底したい」と謝罪した。今後は人権についての局員の研修を行い、再発防止につとめるという。

 動画は、米国で人種差別抗議デモが起きている理由を解説するアニメで、7日放送の番組内で放映し、番組の公式ツイッターでも紹介された。「黒人男性のキャラクター描写が差別的」「デモの背景説明が現実と乖離(かいり)している」などと批判が殺到し、NHKは動画を9日に削除し、謝罪していた。

 また、この日の会見では今年度の第1期末の営業業績も発表された。契約総数は前年度末比で8万5千件の減少、衛星契約も同2万8千件の減少だった。第1期の業績で契約総数、衛星契約がともに減少したのは初めてという。前田会長は「コロナの影響がかなり深刻に出ている。受信料の構造的な部分を直撃すると心配している」と述べた。(守真弓)