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 大阪に夏の訪れを告げる四天王寺支院・愛染堂勝鬘院(あいぜんどうしょうまんいん、大阪市天王寺区)の愛染まつり(30日~7月2日)が、今年はインターネットで配信される。新型コロナウイルス対策の一環で、恒例行事の秘仏の開帳や演芸大会をネットで楽しめるようにする。

 愛染まつりは、天神祭、住吉祭などと並ぶ大阪三大夏祭りの一つとされ、市の無形民俗文化財に指定されている。「羽目を外す若者が目立ち、近隣にご迷惑をおかけしていた」(山岡武明〈ぶみょう〉住職)とし、2018年から露店を中止するなど規模を縮小していた。

 今年はネットを通じ、金堂の本尊愛染明王(あいぜんみょうおう)と多宝塔の大日大勝金剛尊(だいにちだいしょうこんごうそん)の開帳を見られるようにするほか、僧侶による大法要などの仏事をライブ配信する。演芸大会や日本舞踊は別の場所で収録し、映像を公開する。公募した「愛染娘」もライブ配信に登場し、盛り上げ役を務めるという。

 山岡住職は「オンラインはコロナ対策だけでなく、遠くの人に参加してもらえる良さがある」と話す。

 まつりの期間中、愛染堂の境内に入ることや秘仏開帳の参拝は可能だが、門の前で体温測定を求める。

 クラウドファンディング(https://camp-fire.jp/projects/view/280948別ウインドウで開きます)での支援も呼びかけており、寄付額に応じて、お守りやTシャツなどが授与される。詳細は愛染堂の公式サイト(http://www.aizendo.com/別ウインドウで開きます)で。

 大阪市内の夏祭りは新型コロナの影響で行事の縮小が相次ぐ。生國魂(いくたま)神社(天王寺区)の生國魂祭(7月11、12日)は人馬が行列する渡御(とぎょ)を中止に。大阪天満宮(北区)の天神祭(同24、25日)は船渡御や奉納花火などをやめる。住吉大社(住吉区)の住吉祭(同30日、8月1日)も渡御などを中止する。(鈴木智之)