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 パナソニックは12日、製造している共同住宅用のインターホンについて、警報音の安全性審査に架空のデータを使って不正に合格していたことを明らかにした。少なくとも2005年から続き、2142件にのぼる。同社は製品の性能に問題はないとしている。

 同社によると、インターホンは津工場(三重県)で製造し、数十万個が出荷された。業界団体のインターホン工業会が実施する審査に対して不正があった。室内での火災発生時などにドア横の装置から警報音を鳴らす時の音量の審査で、現場の担当者が手続きを周知されず、音圧を実際に計測しないで想定値を入力していた。今年3月に従業員からの指摘で発覚したという。

 同社は「業務マニュアルをつくり、他部署によるチェックなど再発防止に努める」(広報)としている。(西尾邦明)