福島)休校の影響で夏休み短縮 最長は田村市の14日間
新型コロナウイルスの影響で臨時休校が続いた県内の多くの小中学校では夏休みに授業をする。最も長いのは田村市の14日間。県教委が11日、発表した。
県教委が1日現在の状況をまとめた。それによると、県内59市町村のうち、休校中もオンライン授業を続けた大熊町の小中学校と双葉町の中学校は夏休み中の授業はない。ただ、双葉町の小学校はオンライン授業が1日3~4コマと通常より少なかったため、4日間授業を行う。
夏休みに14日間授業をする田村市は子どもや教員の生活リズムが崩れる心配があるとし、土曜授業は行わないと決めた。秋や冬にはコロナの第2波、第3波に加え、インフルエンザの流行も懸念される。市教委の担当者は「学習の遅れは夏までに取り戻したい」と話す。
他の地域では5~13日間の授業を予定し、いわき市や喜多方市では新たに土曜授業を行うことも決めた。
臨時休校は3月から断続的に続いた。県教委は授業再開にあたり、各市町村教育長向けに夏休みの短縮や学校行事の見直しで授業日を追加で確保できるよう指針を示していた。(力丸祥子)
小中学校の夏休み中の授業日数
実施せず 大熊町、双葉町(中学校)
4日間 双葉町(小学校)
5日間 飯舘村、川内村、北塩原村
7日間 喜多方市、いわき市、国見町、矢祭町、南会津町、下郷町、只見町、富岡町、楢葉町、天栄村、鮫川村、檜枝岐村
8日間 白河市、鏡石町(小学校)、矢吹町、棚倉町、塙町、猪苗代町、会津坂下町、浪江町、広野町、西郷村、中島村、泉崎村、昭和村
9日間 伊達市、川俣町、磐梯町、西会津町、新地町
10日間 郡山市、会津若松市、石川町、浅川町、古殿町、三春町、柳津町、金山町、玉川村、平田村、湯川村
11日間 会津美里町
12日間 福島市、二本松市、本宮市、相馬市、南相馬市、桑折町、鏡石町(中学校)、大玉村
13日間 小野町
14日間 田村市
*県教委の発表と、自治体への取材による
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