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 タイ政府は12日、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として続けてきた夜間外出禁止令を、15日から解除すると発表した。飲食店での酒類の提供も許可する。タイでは新規感染者の数がほぼ1桁で推移していることなどから、第4弾となる規制緩和に踏み切った。ただ、6月末までの予定で出されている非常事態宣言は継続する。

拡大する写真・図版タイでは経済活動の規制緩和が進み、バンコクでは交通量が再び増えつつある=2020年6月12日、貝瀬秋彦撮影

 タイでは3月中旬から感染者が増えたのを受けて、4月3日から午後10時~午前4時の外出を禁止。その後、2度にわたって時間を短縮していた。

 飲食店は、3月下旬からバンコク首都圏を中心に持ち帰り以外の営業が禁止され、状況の改善を受けて5月3日からは店内での営業が認められたが、アルコール飲料の提供は禁止が続いていた。ただ、バーやパブなどは引き続き営業が禁止される。

 タイでは12日、4人の新規感染が確認されたが、いずれもインドから帰国したタイ人だった。12日現在の感染者数は3129人、うち死者は58人。2987人がすでに回復し、84人が治療を受けている。国内での感染は5月25日を最後に確認されていない。(バンコク=貝瀬秋彦)