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 南米ブラジルの保健省は12日、新型コロナウイルスの感染者数が累計82万8810人、死者は4万1828人になったと発表した。米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、死者数4万1566人の英国を上回った。ブラジルは感染者、死者数ともに米国に次いで世界で2番目に多くなった。

 先進国では感染の勢いが衰える一方、ラテンアメリカでは12日までに感染者数が150万人を超え、感染拡大に歯止めがかかっていない。世界保健機関(WHO)は「新たな震源地」として警戒している。

 ブラジルでは前日から感染者が2万5982人、死者も909人増加した。だが、最大都市サンパウロでは12日から時間を制限してショッピングセンターの営業を再開。外出自粛の要請は続いているが、ビジネス街などでは人通りが戻り始めている。すでに店舗の営業を再開していたサンパウロ州のほかの地域では感染数が増えており、今後、さらに感染拡大の勢いが増す可能性が懸念されている。(サンパウロ=岡田玄)