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 将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)が13日、第61期王位戦(新聞三社連合主催)挑戦者決定リーグの最終一斉対局に臨んでいる。東京都渋谷区の将棋会館で午前10時から阿部健治郎七段(31)と対戦。6人ずつの紅白2リーグのうち、白組で4勝0敗首位の藤井は、勝てば白組優勝が決まり、木村一基王位(46)への挑戦権をかけて紅組優勝者との挑戦者決定戦に進出する。

 藤井は現在、初タイトルをかけて第91期棋聖戦五番勝負で渡辺明棋聖(36)=棋王、王将とあわせ三冠=に挑戦中。8日の第1局では難解な終盤戦を制して勝った。王位戦で挑戦者になれば、この夏、二つのタイトル戦を並行して戦うことになる。

 藤井は今期の王位戦では、予選を4連勝で勝ち抜きリーグ入り。白組ではこれまで羽生善治九段(49)、上村(かみむら)亘(わたる)五段(33)、稲葉陽(あきら)八段(31)、菅井竜也八段(28)に勝って単独首位に立った。阿部に負けると、13日に行われている羽生―菅井戦(ともに3勝1敗)の勝者との同率決戦に臨むことになる。

 一方、紅組は永瀬拓矢二冠(27)が4勝0敗で単独首位。豊島(とよしま)将之名人(30)=竜王とあわせ二冠=と佐々木大地五段(25)がともに3勝1敗で追う。永瀬が最終戦で本田奎(けい)五段(22)に勝てば優勝、負けると豊島―佐々木戦の勝者と同率決戦となる。

 同リーグ最終戦は、新型コロナウイルスの影響で4月から開催が延期されていた。(村上耕司)