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 政府は13日、接待を伴う飲食店やライブハウスの営業再開に向け、注意事項をまとめたガイドラインを公表した。新型コロナウイルスの感染防止のため、人と人の距離は2メートルとり、客や従業員にはマスクやフェースシールドなどの着用を要請。客の連絡先も記録を残すことなども求める。

 ガイドラインは、バーやスナックなどの社交飲食業▽ライブハウス▽ナイトクラブの三つの業界団体が専門家らの意見を聴いて作成。国が経済活動の規制を一段階緩めるとする19日を前に、西村康稔経済再生相が13日、公表した。

 ガイドラインでは、客同士のお酌や、一緒にカラオケやダンスを行う接客などの自粛も要請。会計時には非接触型の電子マネーなどを可能な限り使うことも求めている。西村氏は「お客も感染防止策を講じてくれる店の方が安心だ。広く周知したい」と述べ、対策に必要な資金は最大100万円まで補助する考えも示した。

 接待を伴う飲食店などは、感染者集団(クラスター)が発生する恐れがあるとして、国は緊急事態宣言を全面解除した5月25日以降も、これらの施設には出入りしないよう呼びかけることを各都道府県に求めていた。(山本知弘)

「夜の街」のガイドラインの主な内容

<共通の感染防止策>

・対人距離はできるだけ2メートル、最低でも1メートル離す

・客や従業員へのマスクなどの着用

・利用客の連絡先を記録

【バーやスナックなどの社交飲食業】

・一緒にカラオケやダンスを行う接客は自粛

・客同士のお酌、グラスのまわし飲みは避ける

・カラオケマイクは客ごとか30分ごとに消毒

【ライブハウス】

・公演者は表現上困難な場合を除き原則マスク着用

・客に声援を求めたり、ハイタッチしたりしない

・客には会話、大声での発声を控えるよう促す

【ナイトクラブ】

・大声でつばが飛ばないよう、店内音量は必要最小限

・感染追跡アプリ運用が始まれば、導入を入場条件に

・当面の間、都道府県をまたぐ来店は遠慮してもらう