大山稜
新型コロナウイルスによる外出自粛で休止していた東京・銀座の歩行者天国が13日、再開された。
歩行者天国は土日祝日の正午から夕方にかけて実施されていたが、3月28日から休止が続いていた。再開初日はあいにくの雨となったが、傘を差しながら「銀ぶら」を楽しむ人の姿も見られた。化粧品と洋服を買ったという東京都北区の会社員西谷なつ美さん(33)は「3カ月ぶりの銀座。買い物を楽しめるような日常が戻ってきてくれてうれしい」と話した。
この日の正午には、銀座のシンボルの宝飾品店「和光本館」(銀座4丁目)の時計塔から、通常の音にアレンジを加えた特別仕様の鐘の音が響き、歩行者天国の再開を知らせた。新しい日常への希望と医療従事者に対する感謝を込めたという。和光の服部真二会長は「銀座の時計塔は戦火を乗り越えてきた希望の象徴。予断の許されない状況は続くが、新しい日常への希望を届けられれば」と話した。(大山稜)
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