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 福井県越前市の市中央図書館で、江戸時代の流行病に関する史料展「疫病退散 江戸時代の流行病」が開かれている。医学が未発達の時代に、庶民がどのように流行病に立ち向かったかがわかる。7月1日まで。

 江戸末期の現物史料10点を展示。国語辞書「倭節用集悉改袋(やまとせつようしゅうしっかいぶくろ)」は、節分の夜に煎った豆を便所の前に埋めると天然痘が軽くなると伝承。札「湯尾峠孫嫡子(ゆのおとうげまごじゃくし)」は、天然痘を封じるとして南越前町の茶屋で売られていた物だという。

 地元に陣屋があった旗本・金森左京家に伝わる文書で発見された、疫病よけの妖怪「アマビコ」の絵も紹介している。新型コロナウイルスよけとして人気の「アマビエ」のルーツといわれ、辻本智子司書は「昔も流行病と闘っていた。アマビコを見て『疫病退散』の気持ちを高めてほしい」と話している。問い合わせは同図書館(0778・22・0354)。(大西明梨)

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