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 家庭ごみを収集する作業員たちに向け、感謝やねぎらいのメッセージを届ける動きが、岐阜市でも広がっている。新型コロナウイルスの影響による自粛生活で家庭ごみが増えるなか、市には100通以上が届き、感染リスクとも向き合う作業員の励みになっている。

 「おじさん いつもありがとう」「感染に気をつけてがんばってください」

 市によると、4月下旬ごろから、ごみ袋にこうしたメッセージが書かれたり、手紙などが添えられたりするようになった。達筆な字で作業員への感染を心配する文面や、子どもが描いたと思われる絵が添えられた手紙も。なかには収集中に手作りマスクを直接手渡す人もいる。

 市環境事業課木田環境事務所の木下正昭所長は「マスクやティッシュペーパーなど、感染の危険があるごみ収集にあたる作業員には大きな励みになる。自分たちの仕事に関心を持ってもらえることがうれしい」と話す。

 これまでも作業員に「ご苦労さま」と声をかけてくれる人はいたが、メッセージが届くことはなかったという。もらったメッセージは市内の各環境事業所の入り口などに掲示している。

 市の家庭ごみ(可燃)の収集は週2回。臨時休校や外出自粛のなか、ごみの量は通常より1割ほど増えたという。

 環境事業課は作業員の感染リスクを減らすため、使い終わったマスクやティッシュペーパーを、いったんレジ袋などに入れて口をしっかり結び、家庭ごみと一緒に出すことを呼びかけている。

 ごみ袋を触れる機会が増えると、感染リスクにつながることが懸念されるため、市民にも必ず手洗いをしてほしいという。(松永佳伸)