【動画】職場復帰したネコ館長見習いのクロ 高知・四万十市=笠原雅俊撮影
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 一時、行方不明になり無事発見された「金色の目」のネコ。トンボや魚の展示施設「四万十川学遊館」(高知県四万十市)の見習い館長の雌ネコ「クロ」が6月1日から元気に職場復帰した。全国のファンから励ましの言葉や再び迷子になった時のための小さな秘密兵器のプレゼントも届いた。今回の騒動で、館長への道のりはやや遠くなったが、クロは元気に来館者を迎えている。

 真っ黒な毛と金色の目が子どもたちや女性に人気だ。クロは5月3日朝、突然、姿が見えなくなった。同館のスタッフが懸命に探し、ポスターを作りSNSで情報を呼びかけた。6日ぶりに近くの民家の押し入れで見つかった。

 クロは動物病院で診察したが元気。世話をしている平林歩子さん(35)は「エサを食べなかったのか少し痩せていました。外へ出るのが怖くなったようで、甘えてきます」と話す。

 無事発見の朗報に、「毎日心配していました」「見つかってよかった」と全国から励ましのメールが寄せられた。埼玉県の女性からは「万一、再び迷子になった時のために使ってください」と小さなネコ発見器が贈られてきた。さっそく首輪に付けた。

 クロは2017年6月、市道で保護された。重い眼病を患っていたが、回復し人気者になった。「ネコ館長」をめざし、事務所の警備や閉館後の館内のパトロールの仕事をしている。

 スタッフの野村彩恵さん(35)は「今度の騒動でみなさんにご心配をかけ、クロは本来なら見習い館長から降格ですが、現状維持にしました。でも館長へのハードルは高くなりました」と話す。問い合わせは同館(0880・37・4110)へ。(笠原雅俊)