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 世界で最初に新型コロナウイルスの感染拡大が始まった中国の経験を日本に伝えようと、日本語を学んだ北京の医療関係者が、中国政府の診療ガイドラインなどを日本語に翻訳し、日本に提供するなどの活動に取り組んでいる。中心メンバーで北京の中日友好病院職員、孟華川さん(35)と、医療関連会社を経営する楊明月さん(36)は、「日本からの支援に恩返しがしたかった」と話す。

拡大する写真・図版新型コロナウイルスの中国側の資料を翻訳し、日本に提供している孟華川さん(右)と楊明月さん=2020年6月8日、北京、西村大輔撮影

 同病院で日本の医療機関との学術交流などを担当している孟さんは2月中旬、見知らぬ日本人女性から病院に届いた荷物に心を動かされた。入っていたのは約150枚のマスク。自宅にとってあったうち約半分を寄付してくれたといい、手紙には「微々たる数しか送れませんが、みなさまが健康で任務を終えられることを心から願っています」と記されていた。

 こうした日本からの温かい支援に感動した孟さんは「日本のために何かできることはないか」と考え始めたという。

 当時、中日友好病院から約160人のスタッフが湖北省武漢市に入って支援を行っており、孟さんは同僚から現地の過酷な状況を聞いていた。日本国内の感染者は100人程度だったが、ニュースで映像を見ると人混みの中でマスクをしていない日本人も目立ち、孟さんは「危機意識が薄いのではないか」「日本の病院は早くコロナ対策の準備しないと危ない」と気をもんでいた。

 そこで孟さんは、日本語を専攻…

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