拡大する写真・図版タブレットの画面に向かう「スナック松」のさやかママ。「乾杯!」でオンラインのひとときが始まる=2020年6月1日午後8時45分、神奈川県逗子市逗子7丁目、織井優佳撮影

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 ママがつくる親密な空気が魅力のスナックは、コロナ禍で深刻な打撃を受けている業態の一つだ。苦境を救おうと生まれた「オンラインスナック横丁」は、ネットで店と客とをつなぐ。利用者はスナック初心者が7割で、女性の一人客が4割を占めるという。「楽しかったから」と、再開した実店舗を女性客が「再訪」する現象も起きている。

 「横丁」(https://snackyokocho.com/別ウインドウで開きます)は5月14日、東京を中心に札幌・すすきのから、宮崎・ニシタチまでの約10軒でオープンした。店を選び、「1対1」「ほかの客と相席」「グループ貸し切り」の3種あるチケット(いずれも1時間3千円前後)を購入し、入店。タブレットなどの画面越しにママと向き合い、おしゃべりしたり、お酒を飲んだり。酒やつまみは自分で用意するので、チケット代は自宅で体験する非日常への対価で、演劇の鑑賞券のようなものだ。

拡大する写真・図版「オンラインスナック横丁」には、個性を競うママたちの写真が並ぶ

 神奈川県逗子市の「スナック松」のママ、リチャードソンさやかさん(40)は、本当に客が来るの?と思いつつ、「収入がゼロになってしまったから」と参加。すると、週3回のオンライン営業に2週間で数十人が来店した。12人のグループの貸し切りもあったが、大半はスナック初体験の女性の一人客だった。

 「一人でいても寂しい、おしゃべりしたい、ついでに人生相談も、みたいな感じかなあ。いやな客に絡まれる心配もなく話し込む。興味があっても店に入る勇気はなかった人のハードルが下がるんですね」

 横浜市在住で、実家が逗子だという会社員の女性(33)も、そんな一人。ビールが大好きで、友人とスナックに行ったこともあった。「行きつけの店」がほしいが一人では入れないし、と思っていたからオンラインに飛びついた。1時間はあっという間で、即座に延長したほど満喫した。

記事後半では、全国のスナック約500軒を訪ね、「オンラインスナック横丁」を開設した女性が、スナックの魅力をさらに語ります

 「楽しかったから」と6月1日…

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