ベルリン=野島淳
ベルリンの中心部では14日、約9キロの「人間の鎖」ができた。人種差別反対など、市民の連帯を訴えるデモで、主催者によると約2万人が参加した。ナチスが人種を持ち出して虐殺をした歴史を踏まえ、人種差別が増える今の傾向にドイツ市民の警戒感は強い。米国での黒人差別への抗議に共感する訴えもみられた。
マスクを着けた参加者は行進はせず、市内中心部から続く通りに間隔を開けながら立ち、赤や緑など色とりどりのリボンを持ってつながった。大規模な密集が新型コロナウイルスの感染拡大につながりかねないとの指摘があるためだ。
連帯を訴えるデモは「分断できない」との主題を掲げ、2年前から折に触れて開かれてきた。今回も人種や宗教、性別などの差別への反対、社会的格差の是正、難民保護、環境保護など、様々な主張の人たちが集まった。「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大切だ)」の看板を掲げる人もいた。ライプチヒなど、他の都市でも同様のデモが開かれた。
社会活動家のナターシャ・ケリ…
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朝日新聞国際報道部