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 れいわ新選組の山本太郎代表(45)は15日、国会内で記者会見を開き、東京都知事選(18日告示、7月5日投開票)に立候補する考えを表明した。

 山本氏は、立候補の理由について、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で都内でも生活に苦しむ人々が増えたとして「生活の底上げをめざす」と語った。都知事選では、延期が決まった東京五輪・パラリンピックのありようのほか、持論とする消費税減税などを主張する方針だ。

 都知事選には、再選をめざす現職の小池百合子都知事(67)が12日に立候補を表明。自民党は小池氏を推薦する準備を進めていたが、小池氏は推薦要請をしなかった。ただ、同党の二階俊博幹事長は、事実上の支援をする考えを示している。

 一方、立憲民主党のほか、共産、社民両党は元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)を支援する方針。山本氏の立候補表明で選挙の構図がほぼ固まった形だが、野党内には山本氏の立候補で小池氏への対抗票が分散するとの懸念がある。

 山本氏は昨夏の参院選でれいわを率いて比例区で2議席を獲得。知名度や無党派層への浸透力から野党の一部で都知事選への立候補に期待する声があり、立憲も水面下で野党統一候補として無所属での立候補を探った経緯がある。

 一時、立候補に慎重姿勢をみせていた山本氏だが、れいわは11日には党総会を開催し、山本氏の立候補について協議。山本氏は総会後、記者団に「告示日までに決める。(気持ちは)フィフティー(50%)だ」と含みを持たせていた。

 都知事選には、このほか、元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)が無所属での立候補を表明しており、日本維新の会が推薦を決めた。前参院議員でNHKから国民を守る党の立花孝志党首(52)も立候補を表明している。(小泉浩樹