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 東西の文化が融合するトルコ最大の都市イスタンブール。その象徴とも言える歴史的建造物アヤソフィアをめぐり、トルコと隣国ギリシャが対立を深めている。建立から約1500年、キリスト教会、イスラム教モスク、無宗教の博物館と性格を変えてきたが、再びモスクに戻す動きが波紋を呼ぶ。

 天井にキリスト教のモザイク画。柱にはアラー(神)や預言者ムハンマドの名を刻むイスラム教の円盤。現在は博物館となっているアヤソフィアには二つの宗教の痕跡が同居する。世界文化遺産に登録されたイスタンブール歴史地区の中心でもある。

 普段は静寂に包まれる建物内に5月29日、イスラム教の聖典コーランの朗読が響き渡った。トルコの前身で、イスラム勢力のオスマン帝国がビザンツ(東ローマ)帝国の首都だったこの街を征服してから567周年を記念する式典が政府主催で開かれた。

 ギリシャ外務省は即座に反発した。「コーランの朗読は、世界中のキリスト教徒の宗教的な心情に対する侮辱だ」

 トルコ外務省は皮肉を込めて反…

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