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 NHKの前田晃伸会長は15日、2013年に31歳で過労死した佐戸未和記者の両親と面会した。両親は未和さんの死について局内の調査結果が示されておらず、十分な検証がなされていないなどとして、NHK側の対応に不信感を抱いていることを伝えた。NHK広報局は朝日新聞の取材に「未和さんの過労死を風化させることなく、働き方改革に取り組んでまいります」などと回答した。

 前田会長は今年1月の就任以来、未和さんの遺族と会うのは初めて。正籬(まさがき)聡副会長とともに東京都内の両親宅に1時間ほど滞在した。祭壇に線香をあげ、未和さんの両親に「働き方は変わっていく必要がある」などと話したという。NHKによると、当初は4月に訪問予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、この日に延期したという。

 未和さんは都政担当記者だった13年7月24日ごろ、自宅でうっ血性心不全を起こして亡くなった。当時、選挙取材に忙殺され、時間外労働は亡くなる前の1カ月で計159時間超、その前の1カ月は146時間超で、国の過労死ラインを大幅に超えていた。14年に労災認定され、NHKは17年10月に過労死を公表した。

 その後、当時の上田良一会長が両親に謝罪し、NHKは働き方改革に取り組んできた。だが、両親は未和さんの過労死について、真相の解明や関係者の処分などの面で対応が不十分と感じている。父の守さんはこの日の取材に「過労死の事件についても報じている公共放送として、きちんと未和の死を検証して教訓を社会に発信し、防止につなげるべきだ。NHKの対応を今後も注視していく」と話した。

 NHK広報局は訪問について「…

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