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 歯が抜ける原因になる歯周病菌が、口の中にとりつくときに使う「線毛(せんもう)」という糸状の付着装置のしくみを解明したと、大阪大や長崎大、沖縄科学技術大学院大の研究チームが発表した。線毛をターゲットにした治療薬の開発につながる可能性がある。

拡大する写真・図版歯周病の原因となるジンジバリス菌の電子顕微鏡画像。周囲に赤で染色された細い線が線毛=沖縄科学技術大学院大の柴田敏史氏提供

 口の中には数百種類の細菌が住みついているが、歯周病の原因となるのは10種類ほどとされる。このうち、大人から見つかることが多い菌が「ジンジバリス菌」だ。菌同士がからみあって歯垢(しこう)をつくる。菌は歯周炎の原因になり、歯と歯茎の間にすき間ができる「歯周ポケット」をつくる。重症化すると歯が抜けてしまう。

 この菌が、口内にとりつくために重要な働きをするのが線毛だ。直径が髪の毛の1万分の1以下で、長さは数百ナノメートル(ナノは10億分の1)ほど。菌は線毛を手のように伸ばして歯茎にとりつき、毒素を出しながら増える。

 長崎大などの研究チームが、ジンジバリス菌は独特な線毛を持つことを見つけていたが、どのように線毛が伸びるのかはわかっていなかった。

 線毛は「ピリン」と呼ばれるた…

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