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 通勤途中に車で男児をはねてけがをさせたのに、警察に通報などの届け出をしなかったとして、長崎県教委は15日、長崎市内の小学校教諭の男性(35)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にし、発表した。教諭から報告を受けながら警察に連絡しなかった校長についても、戒告処分とした。

 県教委によると、教諭は乗用車で通勤中の昨年10月11日午前7時25分ごろ、勤務先の学校近くの交差点でこの学校の1年生男児と衝突。男児は脇腹などに全治1週間のけがを負った。教諭は男児が「大丈夫」と答えたため、そのまま学校に向かうよう指示した。

 教諭は校長に報告したが、校内の誰も男児を病院につれて行かず警察にも事故を届け出なかった。学校側は保護者には連絡した。

 保護者が男児を病院に連れて行き、警察に届け出て事故が発覚。今年3月、教諭は道路交通法違反(救護義務違反など)で長崎区検に略式起訴され、罰金33万円の略式命令を出されて納付した。

 教諭は「気が動転して警察への通報まで考えが及ばなかった」、校長は「軽微な事故と捉え、初動を間違えた」という趣旨の弁明をしたという。(小川直樹)