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 新型コロナウイルスの感染者が再び増加している北京で13、14日、無症状の患者も含めて計79人の感染者が新たに確認された。北京市は大規模なPCR検査で感染者を洗い出しつつ、学校の再開延期などの対策をとっている。

 北京で確認された新たな感染者のうち、少なくとも70人は「新発地卸売市場」に立ち寄ったり、立ち寄った人と接点があったりした。中国政府によると13日に遼寧省で2人、14日には河北省で4人の感染も確認されたほか、四川省でも1人に感染の疑いも出ているが、これらの人たちも同市場と接点があった。

 感染の再拡大を受け、北京市政府は193カ所にPCR検査地点を設け、先月30日以降に同市場を訪ねた約20万人全員を検査する方針だ。14日だけで計7万6499人に対して検査を行い、59人に陽性反応があったといい、感染者数はさらに増える見込みだ。北京の共産党北京市規律検査委員会は既に、「市場の消毒を怠った」などとして地区の党幹部らの免職を決めた。

 「第2波」への警戒は人びとの生活にも及んでいる。北京市は15日に予定していた小学校1~3年生の授業再開の延期を決定。受験を控える中学、高校3年生はテスト前の14日間、登校させないことも決めた。飲食店に対しては、結婚式や宴会などを取りやめるよう通知した。北京最大のチベット仏教寺院「雍和宮」やイベント会場「国家大劇院」など、一部の観光地や博物館も再び閉鎖された。(北京=高田正幸)