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 JR徳島駅前のそごう徳島店の閉店まであと2カ月半。後継テナントは決まらず、テナントの従業員や出店業者に、不安や困惑が広がっている。店は存続できるのか、9月以降の働く場はどうなるのか。出店業者は、そごうが入るアミコビルを管理運営する徳島市の第三セクター徳島都市開発に説明会を開くよう求めているが、都市開発側は応じていない。

 「どこからも説明がなく、困っています」。そごうにブランド品を扱う店を出店している男性は困惑を隠さない。「ブランドショップがなくなると、顧客は県外に流出して、街が死んでしまう。ここに残って店を残したい」。ただ、後継テナントの進展状況について都市開発側から説明がなく、先が見えない。10人以上いる従業員の生活への影響も大きいといい、「交渉が進んでいなかったとしても、とにかく現状を報告してほしい。タイムリミットは今月いっぱいです」。

 全国展開するブランドショップ勤務の女性は「このブランドの店は県内でここだけ。何とか残したい」と訴える。契約社員のため、閉店になれば次の仕事を見つけなければならないが、今の状態では就職活動もできない。「そごうの跡に店が入るなら、また販売の仕事をしたい。いつまで待てばいいのか」と不安を口にする。「都市開発は今まで何をしてきたのか。何も話がなく、あまりにひどい」と憤る。

 今年3月、都市開発が開いた記者会見。当時社長だった一宮信牲氏は「そごう後」の方針について、「3月中に決められなくて申し訳ありませんでした」と謝罪した。会見では、空きフロアの一部に、大手百貨店が小規模の店舗の出店を検討している事を明かしたが、具体名は出さなかった。今月10日、新社長に就任した鈴江祥宏氏も取材に「具体的な交渉をしているが、まだ公表できる段階ではない」と述べるにとどまった。

 都市開発は今月8日、ビル内の…

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