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 新型コロナウイルスの影響で、家庭にいる虐待リスクのある子どもの「見守り」に、児童相談所や学校などが苦慮している。定期的な安否確認が必要だが、感染への不安を理由に保護者から訪問を断られる例が多発しているからだ。休校や分散登校で子どもの姿が見えづらいことも重なり、現場では模索が続いている。

拡大する写真・図版タブレットやスマートフォンの通信確認を行い、ビデオ通話の準備をする江戸川区児童相談所の職員=東京都江戸川区

「コロナが落ち着いてから来て」

 6月初旬、東京都の江戸川区児童相談所では、職員がLINE(ライン)のビデオ通話をつないでいた。画面に出てきたのは、自宅にいる両親と幼児。この家族については数日前に虐待の通報があり、児相職員が電話で訪問を依頼したが、「コロナ感染が心配」という理由で断られていた。オンラインでうまくいくか懸念したが、「会話もしっかりでき、室内の様子や子どもの表情も見せてくれた」とひとまず胸をなで下ろした。

 児相ではもともと、保護者に職員の訪問を拒まれることはあったが、コロナの流行でこの傾向が加速。訪問の約束をしようとしても「コロナが落ち着いてから来て」などと拒まれるケースが出てきた。

 そこで、通信用のスマートフォンとタブレットを準備し、保護者や子どもと話す「オンラインでの見守り」を始めることにした。

 上坂かおり援助課長は「子どもの確認は訪問が基本だが、直接会うことが難しい状況は今後も続く。保護者の抵抗感をなくし、つながりを作る方法を模索していきたい」と話す。面談では子どもの安否確認だけでなく、子育て世帯向けの配食サービスや家事支援ボランティアなど、保護者に役立つ情報を提供することも心がけている。

休校や休園で虐待見えづらく

 同児相に寄せられた5月の虐待…

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