広島県が移動自粛を全面解除へ 東京などへは「慎重に」
北村浩貴
広島県は16日、新型コロナウイルスの影響で継続していた東京都など5都道県への移動の自粛要請を19日から解除すると発表した。これで移動の自粛要請は全面的に解かれる。イベント開催は制限の要請を続けるものの、参加人数の条件を19日から大幅に緩和する。
5都道県は東京都のほか北海道と埼玉、千葉、神奈川の各県で、移動自粛の要請は18日までとなっていた。湯崎英彦知事は16日の会見で「今後の感染状況が拡大しないという条件付きで、予定通り解除する」と述べた。東京では接待を伴う飲食店での新規感染が相次いでおり、こうしたリスクの高い施設の利用は控えるよう求めた。
また、東京や札幌、北九州の両市は、国が緊急事態宣言の解除の目安とした「直近1週間の新規感染者が10万人あたり0・5人程度以下」を上回ると指摘。これらの地域への移動には慎重な判断を求めた。
イベント開催の条件については、屋外でこれまでの「200人以下」を「1千人以下」に、屋内で「100人以下(収容人員の半分以下)」を「1千人以下(同)」に大幅に緩める。(北村浩貴)

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