静岡の三保シーサイドホテル、運営業者破産 コロナ影響
和田翔太
東京商工リサーチ静岡支店は16日、静岡市清水区の「三保シーサイドホテル福田家」を運営する観光ホテル運営業者「福田観光」が6月3日に静岡地裁から破産手続き開始の決定を受けたと発表した。負債総額は約1億4300万円。新型コロナウイルスの影響で、売り上げが急減した。
福田観光は1950年に三保半島に「福田屋旅館」を開業。バブル期には年収入高約4億7千万円を計上したが、バブル崩壊で観光業が低迷し、業績は悪化傾向をたどっていた。
13年6月に三保松原が富士世界文化遺産の構成遺産に登録され、一時はにぎわいを見せたが、業績回復には至らなかった。資金繰りが厳しい中、コロナウイルスが追い打ちをかけた。(和田翔太)
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