元ファミマ陣営の「無印」 ローソンが試験販売
中島嘉克
ローソンは、良品計画が展開している「無印良品」の商品を17日から、東京都内の一部の店で販売する。取り扱う店を段階的に増やしたり、プライベートブランド(PB)商品を共同で開発したりすることを検討していく。
無印良品はもともと同業のファミリーマートが扱ってきた。同じ旧セゾングループだったためだが、昨年1月に取引を終えていた。
新型コロナウイルスの感染拡大を一因に、コンビニで日用品を買う需要は高まっている。今回、無印の側は販路の拡大を狙い、ローソンは新たな客層の掘り起こしをめざす。
ローソンは東京都大田区と新宿区、江東区の直営3店で約3カ月間、無印良品を実験的に扱う。肌着や化粧品、文具、レトルト商品など約500品目で、1店あたりの全品目の7分の1ほどにあたる。(中島嘉克)