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 津市で2018年12月、乗用車がタクシーと衝突して乗客ら4人が死亡、1人が大けがを負った事故で、津地裁(柴田誠裁判長)は16日、乗用車を運転していた元ソフトウェア会社社長の末広雅洋被告(58)に懲役7年の判決を言い渡した。判決では、被告が事故当時、国道を時速146キロで運転していたとしたが、自動車運転死傷処罰法違反の危険運転致死傷罪の適用は認めなかった。

 事故で亡くなった会社員大西朗(あきら)さん(当時31)の婚約者、牛場里奈さん(34)=福井県敦賀市=は16日、判決を聞き、怒りで言葉を詰まらせた。

 「判決を受け止められない。(懲役が)たった7年なんて短すぎる。悔しい」

 大西さんとの出会いは4年前。友人に誘われて行った三重県内の婚活イベントだった。

 共通の趣味で盛り上がり、互いに連絡を取るようになった。牛場さんは当時両親の介護で悩んでいたが、大西さんが親身になって「男手が足りないなら手伝う」と言ってくれた。自然と交際が始まった。

 大西さんが30歳の誕生日に、牛場さんは黒い腕時計をプレゼントした。大西さんは「傷つけたくない」と大切に扱い、2人で会うときには必ず身に着けてくれた。

 2018年秋、牛場さんが仕事で福井県に転勤となり、転勤先で5日間だけ一緒に暮らした。これを機に、翌年春に婚約することを約束した。

 「約束」から約1カ月後。その夜、大西さんは職場の忘年会といっていた。LINEに「楽しんできて」とメッセージを送ったが、返信がない。翌朝になっても「既読」さえつかない。胸騒ぎがした。

 事故に遭ったと知り、三重県内…

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