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 国内初となる新型コロナウイルスの院内感染が確認された2月中旬、済生会有田病院に全国から注目が集まった。その後も、各地で院内感染が確認され、今なおその対策は課題となっている。初めて直面する事態にどう対応したのか。関係者が当時を振り返った。

拡大する写真・図版医師の感染が確認され、済生会有田病院には多くのメディアが集まった=2020年2月13日午後9時7分、和歌山県湯浅町、細川卓撮影

 2月13日、和歌山県福祉保健部技監の野尻孝子は、和歌山市内のホテルで会議に出席していた。議題は、公立病院の再編など。午後4時半ごろ、県内の医療機関からメールが届いた。「済生会有田病院(湯浅町)から救急搬送された患者に人工呼吸器で対応している。PCR検査をして良いか」

 「済生会有田病院」「新型コロナウイルス感染の疑い」。この二つのキーワードを満たすのは、前日から立て続けに5人目だ。「えらいことになった」。職員に「巻け」とメモを渡し、会議の終了を早めさせた。野尻は、「新型コロナの感染はいつ起こるか分からない。特に院内感染対策を徹底してほしい」と閉会のあいさつで語り、会場を足早に立ち去った。

 国内初の院内感染という事態にどのように対応したのか、県の対応を詳細にお伝えする連載です。2回目と3回目も合わせてお読みください。

 済生会有田病院の医師2人が肺…

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