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 英オックスフォード大は16日、抗炎症作用のある一般的なステロイド剤が、新型コロナウイルスの重症患者の死亡率を減らすのに効果的だとする臨床試験(治験)の結果を公表した。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長も「酸素治療や人工呼吸器が必要な患者の死亡率を下げることが示された最初の治療法だ」と歓迎する談話を出した。

 この薬剤は「デキサメタゾン」。免疫疾患やアレルギー疾患などに長年広く用いられてきた薬で、比較的安価で入手しやすい。同大の発表によると、1日6ミリグラムのデキサメタゾンを経口または注射で10日間投与された2104人と、通常の治療のみを受けた4321人を比較した。

 その結果、通常の治療のみを受けた場合、28日後の死亡率は、人工呼吸器をつけた患者で41%、酸素吸入を必要とする患者で25%だったが、デキサメタゾンの投与を受けると、死亡率を、人工呼吸器をつけた患者で3分の1、酸素吸入器をつけた患者で5分の1、それぞれ減らすことが出来たという。呼吸の補助を必要としない患者では効果が確認されなかった。

 調査結果はまだ査読のある雑誌に掲載されていないが、チームは「公衆衛生上の重要性を考慮し、詳細をできるだけ早く公開するべく取り組んでいる」としている。主任研究者の一人、ピーター・ホービー教授(新興感染症)は「酸素治療を必要とする患者の生存率を改善する効果は明らかで、デキサメタゾンはこうした患者の標準治療になるはずだ。デキサメタゾンは安価ですぐに使用でき、世界中で命を救えるだろう」と話している。

 ホービー教授とともに記者会見…

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