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 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の実妹、金与正(キムヨジョン)党第1副部長は17日の談話で、2018年4月の板門店での南北首脳会談後、韓国側が南北合意より米国との同盟を優先した、と主張した。朝鮮中央通信が伝えた。南北協力を「(北朝鮮への)経済制裁の枠内という前提条件を付けてきた」とし、南北関係の悪化について、「南朝鮮(韓国)当局の執拗(しつよう)で慢性的な親米屈従主義が生んだ悲劇だ」と批判した。

 与正氏はさらに、文在寅(ムンジェイン)大統領が15日に「緊張をつくり出し、対決の時代に戻ってはいけない」などと求めたことにも言及。「事態の責任まで我々に転嫁しようとするのは、実にずうずうしい不遜な行為」と突き放した。

 韓国大統領府の高官は17日午前、記者会見を開き、与正氏の談話を「非常に無礼で非常識だ。北側のこのような言動はこれ以上、耐えられないと警告する」と批判した。(ソウル=鈴木拓也)