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 来夏に延期された東京五輪のメイン会場・国立競技場に、1964年の五輪で使われた聖火台が搬入され、恒久展示に向けた準備が続いている。

 聖火台は高さ2・1メートル、重さ4トンの鋳物製。旧国立競技場が解体された後は、東日本大震災復興のシンボルとして東北の被災地を巡回したほか、昨年10月から今年3月にかけ、聖火台が製造された埼玉県川口市で展示されていた。

 新競技場では、東側のゲート付近に設置される。付近には、旧競技場にあった野見宿禰(のみのすくね)像とギリシャの女神像の壁画もある。4月上旬に搬入予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、搬入が遅れていた。

 台を所有する独立行政法人日本スポーツ振興センターによると、準備作業は6月末まで続く予定で、火をともす機能も維持される。(諫山卓弥