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 恐竜の化石は世界で1千種以上が報告されているのに、卵の化石があまり見つからないのはなぜか。そんな長年の謎を解く論文が17日付の科学誌ネイチャーに発表された。初期の恐竜の卵はウミガメの卵のように軟らかく、鳥のような硬い殻を持っていなかったため、化石として残りにくかったとみられるという。

 米自然史博物館のマーク・ノレル博士らは、モンゴルで見つかった白亜紀後期の鳥盤類恐竜プロトケラトプスやアルゼンチンで発見された三畳紀後期の竜脚形類恐竜ムスサウルスの卵の化石と、ワニや鳥などの卵の構造を比較。2種の卵はトカゲやウミガメのように殻が軟らかかったとみられることがわかった。土や砂の中に卵を産み付けて温めていた可能性が高い。

 子育て恐竜として知られる鳥盤類のマイアサウラや大きく成長する竜脚形類のマクロナリア類、鳥に近い獣脚類のオビラプトロサウルス類など、これまで見つかった卵の殻は硬かった。今回の結果を採り入れて卵の進化過程を解析すると、初期の恐竜の卵は軟らかく、その後、殻が硬くなる独立した進化が少なくとも3回あったらしい。

 ノレル博士は「プロトケラトプスなどの骨格化石はたくさん見つかるのに、卵はほとんど見つからなかった疑問への答えは、殻が軟らかくて残らなかったということだ」と話した。

 恐竜の卵に詳しい筑波大生命環…

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