拡大する写真・図版精密検査に使う検査機器と東大アイソトープ総合センターの川村猛准教授=東京都目黒区駒場4丁目の東大先端科学技術研究センター

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 新型コロナウイルスの抗体検査は、過去にウイルスに感染したかどうかを調べる。地域での感染の広がりを把握し、対策に生かすねらいがある。でも、どうやって検査結果が出ているのだろう。医療機関などから送られてくる検体を調べている現場を、記者がたずねた。

 東京都目黒区の東京大学先端科学技術研究センター。案内された実験室の一角を大きな検査機器が占有していた。中国のYHLO社製で長さ約1・5メートル、幅約1メートル、高さ約1・4メートル。数本のアームが休むことなく、右へ左へ動き続ける。

 「2時間で100検体を検査する能力があります」と説明してくれたのは、東大アイソトープ総合センターの川村猛准教授。この日は都内2カ所の医療機関から送られた計約400検体を検査していた。

「簡易」と「精密」 異なる特徴

拡大する写真・図版数本のアームが全自動で検体に試薬を加え、化学反応が進む

 抗体検査は、感染後に体内の免疫反応でつくられるたんぱく質「抗体」が血液中にあるかを調べる。十分な量の抗体ができるまでには感染してからある程度の日数が必要なため、いま感染しているかどうかの診断には向かない。

 ひとくちに抗体検査と言っても検査方法には種類があり、特徴は異なる。

 手のひらサイズのキットででき…

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