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凄腕しごとにん

拡大する写真・図版サイエンス・イラストレーターの菊谷詩子さん=長野県軽井沢町、伊ケ崎忍撮影

サイエンス・イラストレーター 菊谷詩子さん

 空を飛ぶ始祖鳥、DNAや細胞内の様子を描いた説明図――。科学的な内容を、視覚で分かりやすく伝えるイラストを描くのが「サイエンス・イラストレーター」。教科書や図鑑の挿絵、博物館の展示や研究者の論文などに欠かせない存在だ。生命の誕生から現代まで、描いてきた生物の時代の幅は35億年以上に及ぶ。

拡大する写真・図版菊谷さんが描いた「9つの森とシファカたち」(福音館書店)の挿画。右下、右上が「タターサルシファカ」

 イラストレーターといっても、仕事の50~70%は調べること。依頼を受けると、できるだけ実物や標本、書籍や論文にあたる。博物館の書庫で文献を探したり、標本を自分で解剖したりすることも。「ゾウの鼻の断面図」を依頼された時は、研究者からホルマリン漬けの輪切りの鼻が送られてきた。フクロウやニホンザル、生きたミツバチ……受け取った資料は数知れない。

「描かない」選択も

 絵を描く段になると、「何を描いて、何を描かないか」が重要だ。たとえば同じ骨格図でも、科学雑誌や教科書、論文など、どんな媒体で何を説明したいかで描き方も違ってくる。

 見えたものを写真のようにリア…

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